
雨宮沙月
Apr 17, 2026
ー
「アルジャーノンに花束を」を読み終わった。
並行して「ゴッホの手紙 中」と「アンナの日記」(アンネではなく)を読んでいたので、実在の人物の手紙のような気がしてしまった。
どうしてもいまよんでる本の印象が強くなってしまうけど、今感想を書かないとすぐ忘れてしまうので感想を〜
まずアルジャーノンが主人公じゃないことにびっくりした。ネズミか
本当になんの情報も入れないで読んだので楽しかった。
なぜ作者がこの作品を思いついたのか、という巻末にあったエピソードが良かった。
児童館でバイトしているので子供と接することは多いけど、まっすぐ投げかけてくる言葉にびっくりするし、大人として子供をコントロールすることの容易さが想像できて、ぞっともする。
人って大人になるにつれてこんなにたくさんの心の蓋がされていたんだな。
それにしても、H・G・ウェルズとか、カレルチャベック、コナンドイルとかもそうだけど、小説家以外の仕事や、専門の勉強がきっかけで思いついたアイデアって、フィクションなのに地に足がついていると言うか、本当にどこかにいる誰かの話のような気がしてくる。
理科教師でもあったH・G・ウェルズが、それまでファンタジーでは一般的に「魔法」頼りだった部分に「科学」を掛け合わせることで、新しい空想小説を作っていったことや、
カレルチャベックが、満員の乗り物に乗っている時、「自分たちは人間ではなく機械だ。」と感じたのをきっかけに『R.U.R.』のロボットという発想につながった話。
コナン・ドイルがホームズのモデルにしたという医者の先生の話、
全部作家が人生で拾ったものを広げて作っている、空想で思いついたわけじゃないから妙な説得力がある。
昔から考えていたことなんだけど、普通の生活とか、創作と関係ない会話や仕事から創作に生かせるものが絶対にある。
肉体がある以上、体を使って感じたものをひとつのこらず生かして行きたいと思う。
もし健康じゃなくなってもそれすら生かしていくような気概で創作活動を続けていきたいなー
これはLIS2で主人公が後半抱える傷を見て感じた。気持ち悪いくらいライフイズストレンジ を引用してしまう…笑
ゲームは体験だからオープンな場ではネタバレできないからもどかしいけど、ライフイズストレンジ シリーズから私は本当に多くのことを学んだよ…
あと、こういうマルチエンディングのゲームの良いところはエンディングを選択できること。どのエンディングでも正解だと思うし、親しい人がどんな終わり方を選んだのか知りたい。
ゲームも小説も漫画も映画もつくられたものだけど、その裏に生きている人間の思想や哲学を感じる。
